“わかったつもり”から脱却する数学的思考の磨き方
理解力とは?
「理解力がある」とはどういうことか。それは、単に「答えが合う」ことではありません。自分の言葉で説明できるかどうか、根拠をもって納得できているかどうか、そこに本当の理解力が宿ります。
◆ 「わかったつもり」の危険性
学生時代によく耳にした「なんとなくわかった」という感覚。これは非常に危ういものです。たとえば公式だけ覚えて、使い方だけなぞっている場合、「なぜその公式で解けるのか」が問われると途端に答えられなくなります。これは理解ではなく、記憶の再生にすぎません。
◆ なぜ社会人になってからのほうが理解力が育つのか?
不思議なことに、「学生時代にはまったくわからなかった数学が、大人になってから妙に腑に落ちるようになった」という声はとても多いです。実際、数学本舗に通っている社会人の多くが「今のほうが楽しい」と口を揃えます。
◆ その理由は?
- 経験があるから抽象を具体に置き換えやすい
- 目的意識があるから、必要性が腹落ちする
- 過去の「失敗体験」が、自分の思考のクセに気づかせてくれる
◆ 本当の理解とは「説明できる」こと
では、理解力を高めるにはどうすればいいのでしょうか?
最もシンプルで、かつ強力な方法は
「人に説明する」つもりで学ぶこと。
実はこのとき、頭の中の曖昧さが一気にあぶり出されます。「なんでこの公式が成り立つの?」と聞かれたとき、答えに詰まるなら、理解は不十分です。ですが、その問いに向き合い、言葉にすることで、初めて「わかったつもり」を超えた本当の理解に到達できるのです。
◆ 数学本舗では「言葉にする」ことを重視しています
数学本舗の授業では、単に問題を解くだけではなく、
- 「なぜその考え方で解けるのか」
- 「それは定義に照らして正しいのか」
- 「他人にどう説明するか」
といった対話的な問いかけを通して、論理の土台から理解を組み立てていく訓練を行います。
◆ 社会人受講生の声
実際に数学本舗に通われた社会人の方の声をご紹介します。
「高校時代には理解できなかった絶対値の意味が、今では“定義からこうなってるから当然か”と説明できるようになりました。驚きとともに、面白さを感じるようになりました」
◆ 「わかる」はゴールではなくスタート
本当の理解は、「説明できる」だけでなく、「他人の理解を助けられる」ことにもつながっていきます。それができると、学びは自信に変わり、さらなる知識の土台になります。
◆ よくある質問(FAQ)
「わかったつもり」と本当の理解の違いは何ですか?
自分の言葉で説明できるかどうかが最大の違いです。「なんとなく」ではなく、「なぜそうなるか」を論理的に説明できて初めて、本当に理解できたといえます。
数学が苦手でも理解力は身につきますか?
はい、大丈夫です。定義から丁寧に言葉で考えることで、誰でも少しずつ理解力を高められます。
社会人が数学を学ぶメリットは何ですか?
思考力や論理力が鍛えられ、日常の仕事や判断力にも良い影響を与えます。
数学本舗ではどのように理解力を鍛えてくれますか?
講師が「なぜ?」を問い続けながら、生徒自身が言葉で説明できるよう指導します。
まとめ ▶▶▶ 理解力とは人に説明できる力
- 理解力とは「言葉で説明できる力」
- わかったつもりは記憶の再生でしかない
- 人に説明することが最も理解を深める方法
- 数学本舗では「根拠を持って説明できる力」を育てます
